医療事務ってどういう場所で働くの?

医療事務の働く場所は、医療機関になります。

医療機関は規模や機能によって「病院」と 「診療所」に分かれます。

医療法によると、病床数が20床以上ある医療機関を「病院」 といいます。つまり、20人以上の入院患者を受け入れることができる、 大きな医療機関が病院ということですね。

一方、病床数が19床以下の小規模な医療機関を「診療所」 といいます。


病床とは、病院にある患者用のベッドのことで、病床には、「一般病床」、「精神病床」「感染症病床」、「結核病床」、「療養病床」 があります。

また、病院は所有する病床の種類により、次のように分類されます。

 ・ 一般病院(一般病床や療養病床を所有)
 ・ 感染症病院(感染症病床のみを所有)
 ・ 精神病院 (精神病床のみを所有)
 ・ 結核療養所(結核病床のみを所有)

 

<医療機関の種類>

 

厚生労働省による「2002年医療施設(静態・動態)調査・病院報告」によると、全国の活動中の医療施設総数は、 169,079施設あるそうです。

その内、施設の種類別にみた施設数をみると病院は9,187施設で、 それに比べ診療所は159,892施設と医療機関の実に9割以上が診療所という報告になっています。


この結果からもわかるように、医療事務の職場は、病院よりも診療所の方が圧倒的に数が多いといえます。
また、診療所は、「○○医院」や、「○○クリニック」とも呼ばれ、町のいたるところで見かけるため、身近で働きやすい職場ともいえます。


診療所は、「医科」と 「歯科」に別れますが、基本的な業務内容は医科も歯科もそれほど変わりませんが、歯科と医科では明細書(レセプト)の用紙や使用する記号が異なります。また、歯科ではレセプト、受付だけに携わるのではなく、診療助手として医師の手伝いをする場合もあります。


医療事務の職場の中心は、病院と診療所ですが、最近は、「調剤薬局」も医療事務の職場として注目を集めています。 調剤薬局とは、医師からの「処方せん」にもとづいてお薬を作り、患者さんに提供する薬局のことです。


医薬分業が進み、従来は、 病院の中でお薬をもらっていましたが、最近は、「調剤薬局」でもらことが増えてきました。医薬分業とは、 病院や診療所で患者さんに直接お薬を渡さないで、処方せんを発行し、処方せんを街の薬局へ持参して薬をもらう制度です。

この制度により、調剤薬局も年々増加していますが、調剤薬局で請求業務をできる人が少なく、 医療事務のニーズがかなり高まってきています。


調剤薬局で働く医療事務のスタッフには、調剤薬局における受付、調剤報酬事務全般の技能の他に、保険や薬剤の基礎知識が必要とされます。


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2006年03月22日 00:16

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