診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図ることを目的に、 財団法人日本医療保険事務協会が実施する 全国一斉統一試験です。


1994年から開始され、受験者数も年々増加し、1回の試験の受験者数は1万人を超えるほどの試験になりました。


厚生労働大臣が認可した試験のため、 医療事務関連の資格としては、認知度、知名度、信頼度ともに文句なしの試験です。

一般的に「医療事務の資格」 というと、診療報酬請求事務能力認定試験を指していることが多いです。


医療事務のお仕事☆レセプト業務でも触れましたが、 診療報酬請求事務業務(レセプト業務)は、医療事務の仕事の中でも代表的な業務であるため、診療報酬請求事務能力認定試験を受験する方は、 これから医療事務を目指す方から医療事務の経験者まで様々です。


試験は、医科と歯科に分かれるているため、自分が医科と歯科のどちらで働きたいかによって選ぶことができます。受験資格も特になく、 誰でも受験できるのも人気の理由の一つとなっています。


合格率は、医科、歯科ともに30% 前後と比較的難易度の高い試験になっています。診療報酬請求事務能力認定試験に関しては、 テキストや問題集も多いので、そちらを利用するのもよいでしょう。

 

過去、8回の診療報酬請求事務能力認定試験の受験者数と合格率は次のようになっています。

   第23回
(2005.12)
第24回
(2006.7)
第25回
(2006.12)
第26回
(2007.7)
第27回
(2007.12)
第28回
(2008.7)
第29回
(2008.12)
第30回
(2009.7)
医科 受験者数 12,410 9,126 10,736 8,220 9,482 5,960 8,388 7,553
合格者数 3,164 2,724 2,986 2,048 3,153 1,554 2,268 1,823
合格率 25.5% 29.8% 27.8% 24.9% 33.3% 26.1% 27.0% 24.1%
歯科 受験者数 243 245 204 246 194 129 167 128
合格者数 104 104 82 88 78 47 58 46
合格率 42.8% 42.4% 40.2% 35.8% 40.2% 36.4% 34.7% 35.9%

 

医療事務の資格というのは、一般的なものだけでも10種類近くあります。また、スクールごとに対応している資格が違うため、どのスクールがどの資格に対応しているのか?ということを調べなければいけません。
「診療報酬請求事務能力認定試験」の場合も同様で、医療事務の代表的な資格ではありますが、医療・介護系スクールの大手、ニチイ学館では対応していません。

そこで、下記に診療報酬請求事務能力認定試験に対応しているスクールを掲載しましたので、通信・通学を検討されている方は、ご覧になってみてください。


■ 診療報酬請求事務能力認定試験に対応したスクール

ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーの授業は、第一線で活躍するプロフェッショナル講師が、現場で役立つ知識、技術を丁寧に指導してくれるため、授業の質はとても高いです。また、教材もプロフェショナル講師が自ら作成に携わっているため、現場で必要とされる知識を身につけれる内容になっています。

1日30分の学習時間を目安に構成されているので、忙しい方も無理なく学習をすすめることができます。

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資格のダイエックス

資格と仕事の専門校ダイエックスは、東京・神奈川・千葉・埼玉と首都圏最大級のネットワークで校舎を設置しています。

ダイエックスでは、「診療報酬請求事務能力認定試験」をターゲットにしているため、この資格を取得するための講座はとても充実しています。

また、医療事務に関する基本知識を習得するクラスでは、「わからなくて当たり前」というレベルから指導してくれるので、医療事務初心者でも安心して受講できます。

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診療報酬請求事務能力認定試験につきましては、表としてまとめましたので、試験を受ける際のご参考にして頂ければと思います。

資格の名称

診療報酬請求事務能力認定試験

実施団体

財団法人 日本医療保険事務協会

受験資格

年齢・性別・学歴に関係なく、 誰でも受験できます

試験内容

医科と歯科のうちどちらかを選択します。
学科試験と実技試験があり、試験時間は3時間。 

試験範囲

<学科>
①医療保険制度等、公費負担医療制度の概要
②保険医療機関等、療養担当規則等の基礎知識
③診療報酬等、薬価基準、材料価格基準の基礎知識
④医療用語および医学、薬学の基礎知識
⑤医療関係法規の基礎知識
⑥介護保険制度の概要

<実技>
診療報酬請求事務の実技

試 験 日

年2回(7月、12月の日曜日または祝日)

試 験 地

札幌市 仙台市 さいたま市 習志野市(又は千葉市)
東京都 横浜市 新潟市 金沢市 静岡市 名古屋市
大阪府 岡山市 広島市 高松市 福岡市 熊本市
那覇市

受 験 料

7,500円 

合 格 率

医科:30.0%
歯科:39.1%

合 格 発 表

試験月の翌々月末までに、全受験者に文書で通知されます。
・合格者には認定証が交付されます。
・合格者の発表については、
日本医療保険事務協会のホームページにも掲載されます。

受験申込み方法

試験実施のつど、日本医療保険事務協会へ受験案内、 願書の用紙を請求し、 その案内に従って所定の期日までに受験手数料を納入し、願書を提出します。

なお、通常、試験案内・願書用紙の受付けは、試験日の3.5か月前、受験手数料および願書の受付期間は、 試験日の2.5か月から1.5か月前です。

受験申込者別の申込用封筒(簡易書留)による郵送申込みとします。なお、学校等で団体扱いを希望される場合は、あらかじめ、 その旨申し出てください。 

問い合わせ先

〒101-0047 東京都千代田区内神田2-5-3 児谷ビル 財団法人 日本医療保険事務協会
(電話 03-3252-3811,FAX 03-3252-2233)

備  考

試験場への診療報酬点数表、 その他の資料の持ち込みは自由です


医療事務として医療機関で働きたい方へ

オススメの医療事務のスクール

▽ニチイ学館

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160万人以上の修了生を輩出した実績を持ちます。

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立つ指導を行ってくれます。

ニチイ学館の講座の内容やテキストは、医学・医療の知識がゼロの方を対象に、
段階を踏んで習得できるように構成されているので、初心者の方も安心して学習
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2006年04月29日 18:08

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