高額療養費制度（１）
病気やケガで、長期間入院したり、大きな手術を受けたりしたときは、多額な医療費を支払わなければならないことがあります。
例えば、あなたが手術を受けて医療費が１００万かかったとしたら、自己負担分は３割ですから、３０万円を支払わなければいけません。 いくら命には代えられないといっても、３０万円という大金を支払うのは、なかなか厳しいものがあります。
そういった場合、日本では、高額な医療費を必要とする患者に対して、 自己負担額を軽減するため、医療費を補助する制度があります。
それが、高額療養費制度です。
高額療養費制度とは、同じ月（暦月＝1日～月末）に同じ医療機関に支払った医療費の自己負担額が、一定額を超えた場合、 その超えた額が高額療養費として健康保険から支給されます。
つまり、高額な医療費を払った場合、 支払った金額の一部が戻ってくるという制度です。
では、どのくらい戻ってくるのかというと、医療費１００万円（自己負担 ３０万円）の場合は、だいたい２２万円が戻ってきます。
どういう計算になっているかと言うと、高額療養費医療制度では、自己負担限度額というのが決まっていて、 その金額を超えた分が戻ってくることになっているんです。
自己負担限度額については、次のページで説明します。
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2006年08月01日 17:34
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